会員コラム

田中 眞理
氏名
田中 眞理
会社名
田中店(タナカミセ)
部署・役職名
代表
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第15回「星詠み」の世界から挑戦する「ムーンショット計画」

それは、自らの内側へ、旅に出ること
心の中にロケットを放つこと
今まで気づかなかった自分を深く知ること

「自分を深く知ること」=「自らの成長」だとすると、
成長した自分からならば、おのずと見えない目標、見たことのない世界を目にすることができるのではないか?

そんな気持ちにさせてくれたのは「星詠み」の世界です。

百年企業研究会が、「10年10倍ムーンショット計画」に取り組み始めて3か月。
「枠からはみ出し、右脳の力で自分の『Big Magic』を手に入れる」
「見えない目標に向かって、成長する」
つかみどころのない何かをつかもうと、必死になりました。
どこかにヒントはないのか?

そんな中、「星詠み」ということばに出会ったのは今年の9月です。
いただいた名刺に書かれていました。

「星」好き。
「読む」ではなくて「詠む」という漢字。
(「詠む」には、「自分の中にある想いを言語化すること」という意味があるそうです)
「星詠み」興味を持たずにおれませんでした。

名刺の持ち主は、「しんがき佐世」さん。
「百年企業研究会」の新しいメンバーで、毎月の議事録を作成されるライターさん。

ほぼ反射的に
西洋占星術「才能&強み発掘」鑑定セッションに申し込みました。
以下しんがきさんの言葉をお借りします。

「その人が本来持っている才能&強み、幸運のありかを発掘するだけでなく、それらの活かし方を詳細に読み解いていきます

自分でも気づかないような意外な強みや才能を知り、意識することで『よりその人らしく生きられる、人生の前提』をお伝えします
そのうえで、ご自身の才能を日々の生活や人生にどのように生かし自分らしくご機嫌にいきられるかのヒントをお伝えします
「弱点との向き合い方・いなし方」を知ることで硬軟あわせた自己理解が深まります
自分らしく生きるためのヒントとしての「じぶん取扱説明書」のページを増やしていくようなセッションです」

生年月日、生まれた場所、生まれた時間から、生まれた時の星の地図は、ひとりひとり違います。
まったく同じ星の配置になるのは26000年に一回だそうで、実質同じ星の配置の人はいません。
その地図には、太陽だけではなく、月、水星、金星、火星、木星、土星…という衛星、惑星が存在していて、その配置が私たちの個性そのものを表しています。

「生まれたその瞬間に、自身を俯瞰してくれていた存在」
「生まれた瞬間のオンリーワンの空の地図に見守られている自分」
そんなことを感じました。

外に外にと知識や経験を求めて勉強し、行動し、自らを深め高めていくのも成長。
一方で、勉強し、行動する「自分自身そのもの」を正しく深く知り、生かしていくことも成長だと思います。
「星詠み」に基づく自己理解は、後者の手段のひとつとして、とてもユニークで、おもしろいです。

手前味噌なエピソードですが、9月に、初めて手作りパン講習会を開きました。
子育て応援サークルからの依頼で、「育児に家事に忙しいママたちに、パン作りで気分転換と癒しの時間、家族においしいお土産を」というコンセプトでした。
せっかくなので、「家庭で簡単に再現可能なレシピと作り方」をお持ち帰りいただこうと、家事の延長でできるやり方、特別な道具を必要としないやり方をあれこれ試作して、本番に臨みました。
自己紹介のとき。「田中店のパンが好きで、どんな人がこのパンを焼いているんだろう、会いたいなと思って受講しました」「こちらに引っ越しを考えているとき、道の駅で田中店のパンに出会いました。このパンをずっと食べられるんだったら、京北に住めると思って家を建てました」など、思いがけない言葉をいくつかいただきました。
「パン作りで癒しのひととき」というよりは「田中店のパンを語る」という雰囲気になっていったのです。
想定外のできごとに、驚きと、喜びがありました。意図しないところで起こっていた「よき現象」が、奇跡に思えたのです。
しかし、「星詠み」の観点から、私が生まれたときの太陽、月、木星の関係性と位置関係からすると、そういうことは起こっても不思議ではない、起こり得ることだとわかりました。

自分にはそういう性質がある、という小さいけれども確かな自信を感じることができます。
そしていちいち奇跡だと舞い上がることもなく、そういうこともあるのだと、ほんの少し意識して、そして軽やかに流していける謙虚な気持ちになります。

恐らく、逆もまたしかりだと思いました。
よくないことが起こっても、必要以上に自分を責めたり卑下したりする必要はなく、
しっかりと現実を見て、自分を信じて、進んでいけばよいのだと。

他者からの評価や自己に対するネガティブな感情に影響されることなく、穏やかに全力で目の前のことに取り組んでいける。
豊かで強い気持ちになっていく自分を感じました。

星の地図を見て、「あなたとはこういう人」というお話を聴きながら、自分の存在を認めていけるような、自分のあり方を肯定できるような確かな感覚を覚えました。自分への指差し確認。
自分では全く「強み」という感覚をもっていなかったことが、強みだったのだと、素直に受け入れることができました。
「目に見えない世界」に大切さを感じることに、もっと自信をもっていいんだと気づかせていただきました。

「ムーンショット計画」この話題が百年企業研究会に登場してから、メンバー一人一人を深く知る作業を継続しています。
これまで、さまざまなキーワードが出てきました。月、ロケット、卓球台(ピン球)、かぼちゃ、ラグビー、そして星。
まるいもの、宇宙をイメージできるものが続きます。少し楽しくなってきました。
恐らく、私たちの気づかないところで、アポロの打ち上げに向かう準備が始まっている、そんな気がしています。だって目標は見えないのですから!

最後に。

「なんや星占いか?」
「女子が好きそうな」
多くの人がそう思われるかもしれません。
がしかし。
「伝統的占星術」の世界はまた、別の世界。スピリチュアル、とかそういうことばで片づけられるものではないと、あなたにお伝えしたい。
「この星の下に生まれた自分を確認して、背中を押してもらう世界」と言ったらいいのかな。

「私いて座でーす。だからこんなタイプでーす」というのとも、全然違います。
1970年12月6日午前8時15分、その時の空はこんな風になっていて、それは単独ではなく、いろいろな惑星や星座が関係しあい、影響し合ってそんな配置になっています。「持って生まれたもの」を知り、受け入れる。そのうえで今を生きる、未来を生きる。
自分を深く知り、生かすひとつの方法として、多くの人に知られたらいいなあと思っています。

ご興味のある方は「魔法つかいの言葉のチカラ」検索してみてくださいね!

2019.11.12
田中店 田中眞理

 

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